抗癌薬による悪心・嘔吐に対する新たな制吐薬

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 2022年3月28日、制吐薬のホスネツピタント塩化物塩酸塩(商品名アロカリス点滴静注235mg)の製造販売が承認された。適応は「抗悪性腫瘍薬(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)」、用法用量は「他の制吐薬との併用において、抗悪性腫瘍薬投与1日目に1回235mgを点滴静注する」となっている。 癌化学療法によって引き起こされる悪心・嘔吐(CINV)は、患者の苦痛も強く、QOL低下が生じることから、治療継続に当たっては最も重要で解決しなければならない課題の1つである。また、これら症状の発現時期により、CINVは、「急性」「遅発性」「予測性」の3つに大別される。CINVのメカニズムは、抗悪性腫瘍薬投与
Source: 一般情報
抗癌薬による悪心・嘔吐に対する新たな制吐薬

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